健康も気から
2018.11.21
こんにちは木龍です。
今回は『病は気から』について書きます。
黄帝曰、陰陽者、天地之道也、万物之綱紀、變化之父母、生殺之本始、神明之府也。治病必求於本。
【大義】
陰陽とは、自然界の道理である『生老病死【四苦】』の基となる。人は生まれて老いて死んでゆくまでに病に罹る。この病に対しては、陰陽(気の流通経路)を理解した上で治療すれば治すことができる。と、
※四苦とは、仏教語で人間の避けては通れない四つの苦しみの事。
人の気というのは、思い悩んだり、怒ったり、悲しんだり、驚いたりすることで容易に変化します。
言葉を変えると｢気が重い｣｢気が立つ｣｢気が沈む｣｢気が散る｣など、コロコロ変わります。
こういう気の状態になれば、人の身体は隙だらけです。ちょっとしたストレスで簡単に病になってしまう。そういうことで『病は気から』と言われるのです。
精神的ストレスが起因する代表的な病に心筋梗塞、脳血管障害などありますね。
ブログで養生の内容の時に気を乱してはいけないと書いておりました。こういう事だったのですね。
しかし残念ながら、先ほど述べた様に気が乱れ、病になった場合、是非とも鍼灸治療を受けて頂きたい。一人で気を立て直すのは、すごく難しいこと。
けれども相談できる相手が居れば、やる気が出ることもあるし、気合いを入れることもできる。そして何より元気になります。気分が明るくなって良くなり、楽しくなりますよ。
『病は気から』であるなら、『健康もまた気から』であると、そう信じて日々の治療をさせて頂いております。
多くの患者さんから【四苦】の一つである｢病｣を取り出せる様な鍼灸治療を今後も提供できるように精進していきます。
※いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。