秋刑(しゅうけい
2018.08.07
こんにちは、木龍です。
今回は秋の養生を書きます。
秋三月、此謂容平。天気以急、地気以明。
早臥早起、与雞俱興。使志安寧、以緩秋刑。
収斂神気、使秋気平、無外其志、使肺気清。
此秋気之応、養収之道也。
逆之則傷肺、冬為飱泄、奉蔵者少。
【大義】
秋の三ヶ月を容平と言う。万物が実る時期である。
鳥のように早寝早起きをしよう。心を穏やかにして、あれもこれもしたいとストレスをつくらず、静かに過ごしなさい。これが秋の養生である。
これに背けば、冬に下痢をしやすくなる。と
動物の生活を考えると、秋は『冬眠の準備期間』です。あれこれしたいと思うより冬支度が優先されます。
人は冬眠をしませんが、古代人は収穫作業を行い、冬の食糧準備をしていたそうです。
現代人は、運動や読書、食欲の季節としていますね。
ただし、
運動をして汗を流したら、しっかりと拭いて風邪をひかないようにしましょう。
また、夏バテが治まり食欲が湧きますが、腹八分を意識しましょう!
さらに、このブログの漢文を読み深く感じること。(笑)
そうすれば、冬で未消化便(💩ピー)になりにくくなるでしょう(笑)。
ここで…
タイトルを『秋刑』としましたのは、この古文の中で一番に気に入った文字だったということと、秋は草木を枯らし、人にもの悲しさを与える季節で、しかも養生をしくじれば、冬にお腹が…という理由からです。
ちなみに、僕は漢文中の『使志安寧、以緩秋刑。』という文を
『心の平和が、秋刑を緩やかにする。』と読みました。
まだまだ暑さ対策が必要ですが、秋は夕暮れが趣深いと昔話にありました。風の音、虫の音を感じつつお大事にお過ごし下さい。